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発達検査

KIDS乳幼児発達スケール

全国38都道府県の乳幼児約6,000名によって標準化された検査です。乳幼児の自然な行動全般から発達を捉えることができ、場所や時間の制限を受けずにどこでも短時間で診断できます。領域別評価の示さない他の知育検査等の補助検査としても活用することができます。

概要・内容

対象児

0歳1ヶ月〜6歳11ヶ月の乳幼児

検査方法

保護者など対象児の日頃の行動を観察している方が約130項目の質問に◯×で回答。
◯の数を集計し手引きの換算表から簡単に発達年齢を求めることができます。

検査時間

10分〜15分程度

検査領域

  1. 1. 運動/体全体の大きな動き
  2. 2. 操作/手指などの意図的な動き
  3. 3. 理解言語/言葉の理解
  4. 4. 表出言語/話すことのできる言葉
  5. 5. 概念/状況依存によらない言語的理解
  6. 6. 対子ども社会性/友だちとの協調行動
  7. 7. 対成人社会性/大人との関係(特に親子関係)
  8. 8. しつけ/社会生活における基本的なルール
  9. 9. 食事/衛生感覚や食事の基本的なルール

検査結果

  1. 1. 領域別発達プロフィール
  2. 2. 領域別発達年齢・総合発達年齢
  3. 3. 領域別発達指数・総合発達指数

検査一式

監修・編集者

<監修>
三宅 和夫(放送大学教授・北海道大学名誉教授)
<編集者>
大村 政男(日本大学教授)
高嶋 正士(共立女子大学教授)
山内 茂(女子聖学院短期大学教授)
橋本 泰子(横浜市立大学附属病院心理室)

検査一式

  • KIDS乳幼児発達スケール総合セット

    • 対 象

      0歳1ヶ月〜6歳11ヶ月

    • 価 格

      ¥9,680(税込)

    • 内 容

      KIDSタイプA10部/KIDSタイプB10部/
      KIDSタイプC10部/KIDSタイプT10部/
      KIDS手引1冊

    KIDS乳幼児発達スケール総合セットの写真
  • KIDS乳幼児発達スケール手引(タイプ ABCT)

    • 対 象

      0歳1ヶ月〜6歳11ヶ月

    • 時 間

      約15分

    • 価 格

      ¥660(税込)

    KIDS乳幼児発達スケール手引(タイプ ABCT)の写真
  • KIDS乳幼児発達スケール タイプA(1セット10部)

    • 対 象

      0歳1ヶ月〜0歳11ヶ月

    • 時 間

      約15分

    • 価 格

      ¥2,530(税込)

    • 内 容

      6領域/117項目

  • KIDS乳幼児発達スケール タイプB(1セット10部)

    • 対 象

      1歳0ヶ月〜2歳11ヶ月

    • 時 間

      約15分

    • 価 格

      ¥2,530(税込)

    • 内 容

      9領域/142項目

  • KIDS乳幼児発達スケール タイプC(1セット10部)

    • 対 象

      3歳0ヶ月〜6歳11ヶ月

    • 時 間

      約15分

    • 価 格

      ¥2,530(税込)

    • 内 容

      8領域/133項目

  • KIDS乳幼児発達スケール タイプT(1セット10部)

    • 対 象

      0歳1ヶ月〜6歳11ヶ月(発達遅滞傾向児向き)

    • 時 間

      約15分

    • 価 格

      ¥2,530(税込)

    • 内 容

      9領域/282項目

サンプル

  • タイプA

    <操作>

    • Q.音のする方に顔を向ける。
    • Q.ガラガラなどを差し出すと手を出して掴む。
    • Q.鉛筆でめちゃくちゃ書きをする。

    <理解言語>

    • Q.大きな音に反応する。
    • Q.〇〇ちゃんと名前を呼ぶと、こちらを見る。
    • Q.「ちょうだい」と言うと手に持っている物をくれる。
  • タイプB

    <表出言語>

    • Q.名前を呼ばれると「ハイ」と返事をする。
    • Q.3語以上のことばを使いわける。
    • Q.3語文を言う。(パパかいしゃいく、など)

    <概念>

    • Q.「熱い」がわかる。
    • Q.「大きい・小さい」がわかる。
    • Q.「長い・短い」がわかる。
  • タイプC

    <対子ども社会性>

    • Q.ままごと遊びで何かの役を演じる。
    • Q.かくれんぼで、見つからないようにする。
    • Q.ジャンケンで順番を決める。

    <対成人社会性>

    • Q.「やってもいい?」と許可をもとめる。
    • Q.自分が作ったものを見せたがる。
    • Q.交差点の信号を見て正しく渡る。
  • タイプT

    <しつけ>

    • Q.手がよごれたら親に手をきれいにして欲しがる。
    • Q.「オシッコ」を前に知らせる。
    • Q.入浴後、体を自分で拭く。

    <食事>

    • Q.おなかがいっぱいになると、顔をそむける。
    • Q.ビスケットなどを手に持って食べる。
    • Q.「オイシイ」とうれしそうに言う。

    <運動>

    • Q.寝返りができる。
    • Q.三輪車など押して歩く。
    • Q.20mぐらいスムーズに全力疾走ができる。

購入方法

下記販売代理店にて注文を受け付けています。本財団で直接の販売は行っておりませんのでご注意ください。
なお、発達検査は医療や保育、教育などの専門機関で乳幼児の発達測定を行うために開発されたものです。専門機関の方以外はご購入いただけませんので、予めご了承ください。

よくある質問

  • Q.発達検査は発達科学研究教育センターで購入できますか?

    A.

    本財団では直接の販売はしておりません。販売代理店にてご購入ください。
    詳しくは、購入方法(KIDS乳幼児発達スケール)購入方法(随意運動発達検査)をご覧ください。

  • Q.書店でも購入できますか?

    A.

    書店からご注文をいただく場合は、販売することも可能です。お気軽にご相談ください。

  • Q.KIDSの「手引」の使い方を教えてください

    A.

    実施方法、注意点、領域説明、採点方法、総合発達指数の算出方法等を記載しています。検査を実施する際にご使用ください。

  • Q.バラ売りはできますか?

    A.

    誠に恐れ入りますが、バラ売りはしていません。各タイプ1セット10部での販売となります。

  • Q.発達年齢と総合発達指数の算出方法がわかりません。

    A.

    手引に算出方法を記載しています。KIDSの手引をお買い上げの上ご参照ください。

  • Q.2歳児クラスに在籍し3歳になったばかりです。タイプBとタイプCのどちらが適していますか?

    A.

    2歳児クラスの場合も3歳であればタイプC(3歳~)をご使用ください。
    ただし、お子さまに発達の遅れがある場合はタイプTをお薦めします。

  • Q.タイプTを購入すれば、A・B・Cのすべての年齢に対応できますか?

    A.

    乳幼児発達スケールのA・B・Cは、各年齢に対応しています。領域ごとに分かれ質問項目が多岐にわたっておりますのでより詳しく正確に測定できます。
    またタイプTは、対象年齢の範囲が広いので発達遅滞傾向児向き用としてお薦めしています。
    お子さまの年齢や発達に応じてタイプA・B・C・Tをご使用ください。

  • Q.総合発達指数を算出する際の端数はどのように処理すれば良いですか?

    A.

    小数点第1位を四捨五入してください。

  • Q.専門の方以外の購入はできませんとありますが、専門家とはどのような方を指しますか?

    A.

    医師、臨床心理士、保育士、保健師等です。

  • Q.随意運動発達検査でDVDを観なくても手引と検査用紙のみで検査できますか?

    A.

    DVDを観ないと具体的な動作や微細な顔面・口腔の動きなどわかりづらいと思いますので、基本的にはDVDに沿って行っていただくことをお薦めします。

  • Q.主にどのようなところで、どのように使われていますか?

    A.

    病院や大学、保育園、保健所等で検査領域ごとに発達を捉えることや知能検査等の補助検査としても活用されています。

  • Q.KIDSや随意運動発達検査に関する論文や関連書籍があれば教えてください。

    A.

    下記の論文等をご参照ください。
    <三宅 和夫 他5名>
    KIDS(乳幼児発達スケール)の開発に関する研究
    Human Developmental Reserch 1990, Vol.6(147-163)

    <橋本 圭司 他3名>
    Evaluation of the Family-Rated Kinder Infant Development Scate (KIDS) for Disabled Children
    Reprinted from Jikeikai Medical Journal Vol.59 No.1 March.2012 (5-10)

    <藤本 佳子 他7名>
    発達障害のスクリーニングにおけるKIDS (Kinder Infant Development Scale) の活用に関する検討 Osaka university Dept. of Pediatrics 第73巻 第3号.2014 (421-428)

    <本郷 一夫 他2名>
    「気になる」幼児の発達の遅れと偏りに関する研究
    東北大学大学院教育学研究科研究年報 第58集・第2号(2010年)(121-133)